どうも、オーディオを中心とするガジェットサイトを運営している、ソラガジです。
先日、Beats Fit ProとWF-1000XM4のレビュー記事を書いた。
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【Beats Fit Pro レビュー】"普通にいい"を極めたワイヤレスイヤホン【iPhone・AndroidどちらもOK】
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【SONY WF-1000XM4 レビュー】最も完璧に近いワイヤレスイヤホン
この記事の中でも軽くAirPods Proと比較はしているが、気になっている人も多いと思うのでもっと詳しく比較しようと思う。
AirPods Pro、Beats Fit Proに加えて、AirPods Proとよく比較されているWF-1000XM4を足した計3機種。
という事で今回は、AirPods Pro、Beats Fit Pro、WF-1000XM4の比較レビューです!
この記事の内容
人気の機種はどんな違いがあるのか?どんな人におすすめか?
では早速、3機種の特徴から解説していく。
比較する3機種の紹介
今回比較するのが、"Apple AirPods Pro"、"Beats by Dr. Dre Beats Fit Pro"、"SONY WF-1000XM4"の3機種。
一つずつどんな機種なのかを紹介する。
Apple AirPods Pro
AirPods Proは、Appleのフラッグシップのワイヤレスイヤホン。
「H1チップ」を搭載しているのでAppleデバイス同士の連携は流石の一言。
この快適さに慣れてしまうと他の機種は使えない…
過去の製品はイヤーピースがついていないオープンイヤー型だったが、AirPods Proにはイヤーピースがつきノイズキャンセリングを搭載。
「快適な装着感のままで高い遮音性」と「音漏れの少なさ」を実現したので、通勤通学の電車の中や屋外でもかなり使いやすくなった。
新たにAppleの空間オーディオにも対応し、今まで以上に音楽を楽しめる機種になっている。
とにかく普段使いに特化されているのが特徴の機種。
Beats Fit Pro
Beats Fit Proは、「強力なノイズキャンセリング搭載」「高音質」「ぴったりフィットし一日中快適な装着感」と性能のバランスが良いのが特徴のワイヤレスイヤホン。
また、AirPods Proにも搭載されているApple独自の「H1チップ」を搭載し、Appleデバイス間のシームレスな接続を実現している。
(AirPods Proにできることが基本的にBeats Fit Proにもできる。)
Beats Fit Proのもう一つの特徴として、Android端末でも快適な操作が可能。
業界最高レベルのClass 1 Bluetooth®テクノロジーを搭載し、安定性も抜群。
Google Play Storeから専用アプリもインストールできるので、Android端末でも問題なく使える。
Beatsらしく元気でノリのいいサウンドに空間オーディオやノイズキャンセリングなど機能性にも優れた総合力も非常に高い機種。

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【Beats Fit Pro レビュー】"普通にいい"を極めたワイヤレスイヤホン【iPhone・AndroidどちらもOK】
WF-1000XM4
WF-1000XM4は、言わずと知れたSONYのハイエンドワイヤレスイヤホン。
SONYの長年の研究によるハイグレードな音質、トップクラスのノイズキャンセリング、洗礼されたデザイン、長時間バッテリーなど欠点がほとんどなく「完璧に近い」機種になっている。
「ワイヤレスイヤホンといえばコレ」という感じではないだろうか。
価格は約3万円(最近は2万円後半くらい)とワイヤレスイヤホンの中では効果な部類ではあるが、全ての項目で非常に優れた性能を持っているので、「これ1台持っていれば間違いない」という機種。
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【SONY WF-1000XM4 レビュー】最も完璧に近いワイヤレスイヤホン
まずはスペックから比較していく。
概要の比較
メリット・デメリットの比較
AirPods Pro | Beats Fit Pro | WF-1000XM4 | |
メリット | ・磁石のようにくっつく「MagSafe」に対応。 | ・がっちりと安定感のある装着感。 | ・完成度の高いサウンド。 |
デメリット | ・音量調節ができない。 | ・ワイヤレス充電に非対応。 | ・Appleデバイス間の自動切換えはできない。 |
「ノイキャンが強力」「IPX4の耐水」などの共通するメリットは省いて、他の機種にはない特徴に注目した。
それぞれの機種の特徴は初めに書いた通り。

スペックの比較
AirPods Pro | Beats Fit Pro | WF-1000XM4 | |
通信規格 | Bluetooth 5.0 | Class 1ワイヤレスBluetooth® | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC | SBC / AAC / LDAC |
ノイズキャンセリング | ○ | ○ | ○ |
外音取り込み | ○ | ○ | ○ |
最大再生時間 | イヤホン単体:4.5時間 ケース込み:24時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込み:24時間 | イヤホン単体:8時間 ケース込み:24時間 |
充電時間 | 不明(フル)/ 5分(1時間再生) | 不明(フル)/ 5分(1時間再生) | 3時間(フル)/ 5分(1時間再生) |
重さ | 約56.4g (イヤホン:5.4g×2+ケース:45.6g) | 約66.3g (イヤホン:5.6g×2+ケース:55.1g) | 約54.6g (イヤホン:7.3g×2+ケース:40g) |
防水規格 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
ワイヤレス充電 | ○ | × | ○ |
アプリ | △ | ○ | ○ |
この機種だけの特徴 | H1チップ搭載 / 空間オーディオ / MagSafe充電 | H1チップ搭載 / 空間オーディオ | DSEE Extrem / 360 Reality Audio / Google Fast Pair |
※赤文字は数値上最も優れているもの。
この3機種でスペックの物足りなさを感じることはない。
高機能なのに使いやすい。
簡単にまとめると
・Apple製品の連携と使いやすさに特化しているのはAirPods Pro。
・AirPods Proの機能性を少し削って音質をアップしたBeats Fit Pro。
・「イヤホン」としての性能が最も高いのはWF-1000XM4。
ペアリング方法
AirPods ProとBeats Fit Proのペアリング方法
まずはBluetoothをオンにする。
AirPods ProとBeats Fit Proのケースを開ける。
「接続」をタップ。
次にそれぞれのケースのボタンを長押し。
これだけでペアリングが完了。
次からはケースを開けるだけで自動的に接続してくれる。
WF-1000XM4のペアリング方法
左がiPhone、右がAndroidの画面。
まず初めに、WF-1000XM4をケースから取り出し、耳に装着した状態で両側のタッチセンサーを5秒ほど長押し。
iPhoneの設定画面では「その他のデバイス」に、Android端末では画面下にポップアップが表示される。
それぞれ次に進むとすぐにペアリングが完了する。
次回からは自動で接続される。
接続の安定感はどちらも素晴らしい。
WF-1000XM4のLDAC接続時は接続の安定性よりも音質を有線するので、人込みや地下などではたまーに途切れることがある。
デザインの比較
AirPods Pro: (4)
Beats Fit Pro: (4)
WF-1000XM4: (4.8)
ここからはデザインの比較をしていく。
左からAirPods Pro、Beats Fit Pro、WF-1000XM4の順。
ケースの大きさは、AirPods Pro ≦ WF-1000XM4 < Beats Fit Proの順。
Beats Fit Proは大き目。ポケットには普通に入る。
WF-1000XM4が最も軽い。(AirPods Proが一番軽いと思ってた…)
ちなみにイヤホン本体が最も軽量なのはAirPods Pro。
イヤホンの取り出しやすさは、Beats Fit Pro ≧ AirPods Pro >WF-1000XM4。
WF-1000XM4はマグネットの力が強い。
取り出すとこんな感じ。
イヤホン本体。
AirPods Proはスティック型、Beats Fit Proはウィングチップ付き、WF-1000XM4はIEMのような形。
全ての機種に着脱検出センサーあり。
設定でオフにもできる。
イヤホン本体の操作方法は、AirPods Proが感圧式、Beats Fit Proはボタン、WF-1000XM4はタッチセンサー。
これはAirPods Proの「実際は押していないけど押したような感覚がする」センサーが一番好み。
操作内容は個別の記事をどうぞ。
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【Beats Fit Pro レビュー】"普通にいい"を極めたワイヤレスイヤホン【iPhone・AndroidどちらもOK】
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【SONY WF-1000XM4 レビュー】最も完璧に近いワイヤレスイヤホン
比較レビュー
AirPods Pro | Beats Fit Pro | WF-1000XM4 | |
満足度 | (5) | (5) | (5) |
デザイン | (4) | (4) | (4.8) |
装着感 | (5) | (4.8) | (4.4) |
音質 | (4.2) | (4.4) | (4.8) |
機能 | (4.8) | (4.6) | (4.9) |
総合点 | (4.7) | (4.6) | (4.8) |
どれも素晴らしい総合点。
しかし、イヤホンとしての性能はWF-1000XM4が強い。
AirPods Pro、Beats Fit Proも負けていなく、Appleデバイスの快適な連携があるので使いやすさはトップクラス。
簡単にまとめると
・「Appleデバイス間の接続」を求めるなら、AirPods ProとBeats Fit Pro。
・「ワイヤレスイヤホン」としての性能の高さを求めるならWF-1000XM4。
AirPods ProとBeats Fit Proはかなり性能が近い。
逆に、AirPods ProとWF-1000XM4は対極的な関係。

装着感の比較
AirPods Pro: (5)
Beats Fit Pro: (4.8)
WF-1000XM4: (4.4)
装着感もそれぞれ特徴がある。
・快適さは、AirPods Pro > Beats Fit Pro ≧ WF-1000XM4。
・安定感は、Beats Fit Pro > AirPods Pro ≧ WF-1000XM4。
※WF-1000XM4の装着感が悪いという事ではない。
AirPods Pro
この3機種の中で最も軽く快適。
耳に当たる部分が少ないので、長時間つけていても疲れにくい装着感。
楕円形のイヤーピースのおかげで耳の穴に不快感なくフィットする。
Beats Fit Pro
この3機種の中で最も安定感が良く、外れにくい。
ウィングチップのおかげでしっかり耳にフィットする。
激しい動きをしてもズレにくくしっかり固定されるので、ジムや運動時に最適。
WF-1000XM4
この3機種の中で最もイヤーピースによる変化が大きい機種。
筐体が大きいのでイヤーピースがかなり重要になる。
イヤーピースがフィットすれば他より快適な装着感が得られるかも?
個人的におすすめのイヤーピースは
・final Eタイプ 完全ワイヤレス専用仕様
・AZLA SednaEarfit XELASTEC
final Eタイプ 完全ワイヤレス専用仕様のレビューはこちら。
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【final TYPE E レビュー】迷ったらまずはこのイヤーピース【完全ワイヤレス専用仕様と比較】
音質の比較
AirPods Pro: (4.2)
Beats Fit Pro: (4.4)
WF-1000XM4: (4.8)
ここからは、音質について。
気になっている人も多いと思うので詳しくレビューしていく。
好みなどは省いて純粋な音質の良さは、WF-1000XM4 > Beats Fit Pro ≧ AirPods Pro。
AirPods Proの音の特徴
音質の評価: (4.2)
とにかく聴きやすくBGMに最適なサウンド
AirPods Proは、どこかの音域が強い弱いという事はなく、バランスがよく聴き疲れしにくい音。
特徴のない音ともいえる。
アタック感や臨場感も少ないのでBGMとして音楽を聴く作業時などにはピッタリ。
AirPods Proのサウンド面のメリットは、Appleの空間オーディオに対応している点。
個人的にスマホで聴ける空間オーディオの中で、Appleの空間オーディオは一番だと思ってる。
自然な空間表現や立体感を表現してくれる。
変にこもった感じや音質の劣化もあまり感じさせないのが凄い。
高音 | (4) |
中音 | (4) |
低音 | (4) |
Beats Fit Proの音の特徴
音質の評価: (4.4)
AirPods Proの聴きやすさをパワーアップさせたサウンド。
Beats Fit Proの音の傾向は、AirPods Proと少し似ていると感じた。
ベースはAirPods ProでそこにBeatsらしい「量感のある低音」と「アタック感とキレ」を付け足したようなサウンド。
低音は多めではあるが、かなりすっきりした音でAirPods Proっぽさを感じる。
低音が強く迫力や臨場感もアップされているので、AirPods Proの低音に満足できなかった低音好きの人でも楽しく聴けるサウンドになっている。
AirPods Proと同じく「H1チップ」を搭載しているので、Appleの空間オーディオに対応。
Beats Fit Proは、AirPods Proの使い勝手の良さとパワーアップした音質を持っているので、万人におすすめしやすいワイヤレスイヤホン。
高音 | (4) |
中音 | (4) |
低音 | (4.5) |

WF-1000XM4の音の特徴
音質の評価: (4.8)
SONYの技術がぎっしり詰まった”SONYらしく楽しく聴ける”音。
WF-1000XM4のサウンドは、全体的な音の解像度の高さやメリハリの良さが全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラス。
Beats Fit Proよりも低音の量感が多めで聴いていて楽しくノリのいいサウンド。
量は多くてもモヤっとせず一音一音しっかりと鳴らしてくれる。
ベースラインが聴き取りやすいので、他の2機種よりも迫力や臨場感を感じる。
これだけ低音の話をすると低音がいいだけの音と思われるかもしれないが実際は違う。
重厚な低音に負けない「キレとメリハリのある高音」がWF-1000XM4のバランスの良さ、聴き取りやすさを実現している。
音の立体感や空間の表現は流石SONYといった感じ。
どちらかと言えばアップテンポで派手な曲と相性がいいので、通勤通学などテンションを上げたい時に最適。
WF-1000XM4はSONYの立体音響「360 Reality Audio」に対応している。
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【全イヤホンで使用可能】「Amazon Music Unlimited」が360 Reality Audioに対応【アプリ比較】
高音 | (4.5) |
中音 | (5) |
低音 | (5) |
聴き比べ
純粋な音質の良さは、WF-1000XM4 > Beats Fit Pro ≧ AirPods Proの順。
WF-1000XM4と他2機種の間には大きな壁がある。
一音一音の解像度や質の高さは圧倒的にWF-1000XM4。
迫力や臨場感まで楽しめるのでより音楽に没入できる。
AirPods ProとBeats Fit Proは比較的傾向の近いサウンド。
よりアタック感があり楽しく聴けるのはBeats Fit Pro。
Beats Fit ProはAirPods Proと比べると低音も強いので、低音好きの人にもおすすめ。
どの機種もバランスがいいので基本的にどんなジャンルでも相性がいい。
中でもPOPSやROCKとは相性が◎。
ポイント
音質も重要視している方はWF-1000XM4かBeats Fit Proの2択。
個別のレビューではさらに詳しくレビューしてる。
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【Beats Fit Pro レビュー】"普通にいい"を極めたワイヤレスイヤホン【iPhone・AndroidどちらもOK】
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【SONY WF-1000XM4 レビュー】最も完璧に近いワイヤレスイヤホン
機能性の比較
機能性の評価はこんな感じ。
AirPods Pro | Beats Fit Pro | WF-1000XM4 | |
対応コーデック | (3) | (3) | (5) |
接続 ※1 | (5) (10) | (5) (10) | (5) |
ノイズキャンセリング | (5) | (4) | (5) |
外音取り込み | (5) | (4) | (5) |
空間オーディオ ※2 | (5) | (5) | (4) |
バッテリー関連 | (4) | (4) | (5) |
防水規格 | (3) | (3) | (3) |
アプリ | (3) | (4) | (5) |
総合 ※1 | (4) (4.6) | (4) (4.6) | (4.6) |
※1()はiPhoneと接続時。
※2 空間オーディオはAirPods ProとBeats Fit Proは「Appleの空間オーディオ」、WF-1000XM4は「SONYの360 Reality Audio」。
機能性に関しては「この性能が高い」などは一概には言えない。
接続するスマホがiPhoneかAndroid端末かで大きく機能性が変わる。
接続するスマホが
・iPhoneの場合、AirPods Pro ≧ Beats Fit Pro > WF-1000XM4。
・Android端末の場合、WF-1000XM4 ≧ Beats Fit Pro ≧ AirPods Pro。
特にiPhoneと接続する時には大きく変わる。
例えば、AirPods ProとBeats Fit ProをiPhoneと接続したときの「接続の快適さ」は、WF-1000XM4が5なら10くらい。
対応コーデックの比較
AirPods Pro: (3)
Beats Fit Pro: (3)
WF-1000XM4: (5)
AirPods ProとBeats Fit ProはAppleの「H1チップ」を搭載していて、SBCとAACのみ。
WF-1000XM4はSONY製品なので高音質コーデックのLDACに対応している。
スクロールできます。
AirPods Pro | Beats Fit Pro | WF-1000XM4 | |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC / LDAC |
基本的にAACの接続で問題ない。
AACは接続が安定していて、バッテリーの持ちもいい。
WF-1000XM4で音楽を聴く時は、LDAC接続の高音質を楽しんでほしい。

詳しくはこちらをどうぞ。
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Bluetoothの"コーデック"とは?【気にする必要あるの?】
接続の比較
AirPods Pro: (5) (10)
Beats Fit Pro: (5) (10)
WF-1000XM4: (5)
これが最も大きく異なる部分。
AirPods ProとBeats Fit ProはApple製品と接続することに最適化されているのでiPhoneやMACなどとの接続は超快適。(H1チップ搭載)
一方、WF-1000XM4はAndroid端末と接続することに最適化されている。(Google Fast Pair対応)
ノイズキャンセリングの比較
AirPods Pro: (5)
Beats Fit Pro: (4)
WF-1000XM4: (5)
3機種ともしっかりノイズを消せている。
強さは、AirPods Pro=WF-1000XM4 > Beats Fit Proの順。
AirPods ProとWF-1000XM4のノイズキャンセリングはほぼ同じくらい周囲の音をカットできる。
この2機種と比べるとBeats Fit Proはもう少しという感じだが、ワイヤレスイヤホン全体を見ると、Beats Fit Proのノイズキャンセリングはかなり優秀。(AirPods ProとWF-1000XM4のノイズキャンセリングが強力すぎる。)
外音取り込みの比較
AirPods Pro: (5)
Beats Fit Pro: (4)
WF-1000XM4: (5)
外音取り込みの精度も十分。
精度の高さはノイキャンと同じく、AirPods Pro=WF-1000XM4 > Beats Fit Proの順。
レジでの店員さんの声や電車のアナウンスを聞き取るくらいなら全く不満はない。
AirPods ProとWF-1000XM4の精度は、イヤホンを装着していない時とほとんど違和感がない。
この2機種とBeats Fit Proを比較すると若干こもっている感じが気になる。
Beats Fit Proと一般的なワイヤレスイヤホンと比較すれば、聴き取りやすさはかなり上位だと思う。
AirPods ProとWF-1000XM4はトップクラスの完成度。
空間オーディオの比較
AirPods Pro: (5)
Beats Fit Pro: (5)
WF-1000XM4: (5)
・AirPods ProとBeats Fit ProはAppleの空間オーディオ。
・WF-1000XM4はSONYの360 Reality Audio。
Appleの空間オーディオは気軽に立体音響を楽しめる。
立体音響の質が高いのは360 Reality Audio。
360 Reality Audioは曲数が限定されているのが弱点だが、立体感や臨場感は素晴らしい。
360 Reality AudioはAmazon Music Unlimitedで再生可能。
WF-1000XM4にはもともとの再生能力の高さがあるのが大きく影響している。
AirPods ProやBeats Fit Proよりも立体感、迫力を感じることで音楽の世界に没入できる。
360 Reality Audioについての詳細はこちらをどうぞ。
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【360 Reality Audio レビュー】実際、立体音響ってどうなの?
Appleの空間オーディオは、AirPods ProやBeats Fit Proなど対応した機種を使うだけで空間オーディオを体験できる。
「Dolby Atmos」に対応した曲を聴くとより、大迫力なサウンドを楽しめる。
また、Appleの空間オーディオには「ヘッドトラッキング」という機能がある。
これはイヤホンが頭の動きを追跡し、頭の向きを変えるのに合わせて音の場所(定位)も変化するという機能。
普通の空間オーディオよりもさらに臨場感を感じられる。
例えば、初めはPC(前)を見ていて、話しかけられたので友達(右)の方を向くが、音はPC(前)から聴こえる。
これは360 Reality Audioにはない機能なので、Appleの空間オーディオに対応した機種を持っている方は試してほしい。
バッテリー関連の比較
AirPods Pro: (4)
Beats Fit Pro: (4)
WF-1000XM4: (5)
バッテリー持ちの比較
AirPods Pro: (3)
Beats Fit Pro: (4)
WF-1000XM4: (5)
まず初めにバッテリー持ちの比較。
スクロールできます。
AirPods Pro | Beats Fit Pro | WF-1000XM4 | |
最大再生時間 | イヤホン単体:4.5時間 ケース込み:24時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込み:24時間 | イヤホン単体:8時間 ケース込み:24時間 |
※ノイズキャンセリングON時。
ケース込みの最大再生時間はどれも24時間。
イヤホン単体の再生時間が異なる。
よりバッテリーが持つのは、WF-1000XM4 >Beats Fit Pro >AirPods Pro。
Beats Fit Pro、WF-1000XM4のバッテリー持ちは全く不満はない。
心配なのはAirPods Pro。
単体で4.5時間は少し物足りない感じはする。
ワイヤレス充電
AirPods Pro: (5)
Beats Fit Pro: (0)
WF-1000XM4: (3)
ワイヤレス充電に対応しているのは、AirPods ProとWF-1000XM4。
ワイヤレス充電は本当に便利。
充電のたびに必要だったケーブルがなくなるのは、めちゃくちゃ快適。
ほぼ毎日使うものなので小さなストレスから解放されるのは想像以上に大きい。
僕が普段使っているワイヤレス充電はこちら。
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【Anker PowerWave 10 Pad レビュー】充電もワイヤレスで快適に
AirPods Proは「MagSafe充電」にも対応。
引用:Apple公式サイト
磁石でカチッとくっつくのでワイヤレス充電の「位置がずれれば充電できない」という弱点を克服している。
充電時間
WF-1000XM4がフル充電まで3時間かかる。
AirPods Pro、Beats Fit Proは公式には公開されていない。
3機種ともイヤホンのみだと1時間程度で充電が完了するが、ケース込みのフル充電となるとかなり時間がかかる印象。
1回の充電に時間がかかるとなると、ワイヤレス充電の重要性が高まる。
使っていないときは置くだけでこまめに充電してくれるので非常にラク。
耐水規格の比較
AirPods Pro: (3)
Beats Fit Pro: (3)
WF-1000XM4: (3)
耐水性能は3機種すべて同じ、IPX4を搭載。
多少の小雨や汗などは問題なし。
運動、ランニング時にも安心して使用できる。
Beats Fit Proは安定感のある装着感もあるので体を動かしたりする時には適している。
アプリの比較
アプリが多機能なのはWF-1000XM4。
AirPods ProとBeats Fit Proは設定アプリから少し弄れるというくらい。
アプリと設定方法に関しては個別の記事で詳しく解説しているのでそちらをどうぞ。
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【機能性UP】SONYのアプリ”Headphones"の使い方と設定方法
-
【Beats Fit Pro レビュー】"普通にいい"を極めたワイヤレスイヤホン【iPhone・AndroidどちらもOK】
※AirPods ProとBeats Fit Proはほとんど同じ設定方法。
総合
機能性についてまとめると
・3機種ともカスタマイズ性は低いが精度の高い機能性。
・それぞれ異なる機能性を持っているので自分に合った機種を選ぼう。
特に気になっているであろうノイズキャンセリング、外音取り込みに関しては全く不満がない。
全ワイヤレスイヤホンの中でも上位に入ると思う。
一つ一つの精度が文句なしに高いので自分が求める機能を持っているかどうかで購入を判断してほしい。
結局、どれがおすすめ?
個人的におすすめの選び方
①:Appleデバイス間の連携を求める人
②:ワイヤレス充電が必須の人
③:運動時に使う or 低音が好きな人
❶:AirPods Pro
❷:Beats Fit Pro
❸:WF-1000XM4
上記の図は参考までに…
これが絶対という事ではないので自分のこだわりがある方はそちらを優先してほしい。
どの機種を選んで満足できる完成度になっている。

比較レビューまとめ
以上、AirPods Pro、Beats Fit Pro、WF-1000XM4の比較レビューでした!
自分に合った機種はどれでしたか?
Apple製品を複数持っている方には、AirPods ProかBeats Fit Proをおすすめする。
(やはりAppleデバイス間の自動切換えが便利すぎる。笑)
音質を求めるならWF-1000XM4一択って感じ。
この3機種は安定性・総合力・完成度の全てにおいて高いレベルなので「1つで満足したい」「これを買えば間違いない」という機種を求める方は、是非、この3機種を試してみてください!

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