どうも、オーディオを中心とするガジェットサイトを運営している、ソラガジです。
Momentum True Wireless 2より10,000円以上安いにも関わらず、ほとんど全部入り。
かつMomentum True Wireless 2と同じドライバーで音質にも期待できる。

という事で今回は、SENNHEISERの新製品、
CX Plus True Wirelessの購入レビュー!
この記事の内容
・CX Plus True Wirelessってどんな機種?
・実際に購入して使ってみた話
・CX Plus True Wirelessを買うメリット
ゼンハイザーの最新ワイヤレスイヤホンはどのようなものなのか?
音質や機能性など実際の使用感を詳しくレビューしていく。

比較記事はこちらから。
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【徹底比較】”CX Plus True Wireless”と”AH-C830NCW”どっちがおすすめ?【1万円台高音質】
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【徹底比較】"CX Plus True Wireless"と"Liberty 3 Pro"どっちがおすすめ?【1万円台多機能】
CX Plus True Wirelessの概要
デザイン | (3.5) |
装着感 | (4.5) |
音質 | (4.3) |
機能 | (4) |
コスパ | (4) |
総合点 | (4.1) |
ポイント
・総合力、完成度が高い。
・軽量で装着感がいい。
・通勤通学に最適なノイズキャンセリング。
・ポップスやロックと相性のいいサウンド。
注意ポイント
・高級感はない。
・突出したもの(個性)はない。
CX Plus True Wirelessのスペック
通信規格 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | 〇 |
外音取り込み | 〇 |
最大再生時間 | イヤホン本体:8時間 / ケース込み:24時間 |
充電時間 | 1.5時間(フル)/10分(1時間再生) |
重さ | 約47g(イヤホン片側:6g×2+ケース:35g) |
防水規格 | IPX4 |
ワイヤレス充電 | × |
アプリ | 〇 |
20,000円で買えるワイヤレスイヤホンの中でも優れたスペック。

CX Plus True Wirelessのデザイン
カラーは黒がメインでロゴはシルバーというシンプルな見た目。
合計約47gととても軽い。
ケースの大きさは普通。
イヤホン本体にもロゴ入りで、大きさは普通。
イヤホン本体にLRの表記あり。
耳から外すと音楽が一時停止するセンサーもついている。
ケースの蓋をする音が好み。笑
ケースの蓋を閉める音…
wf-1000xm4は「カチャッ」って音
CX Plus True Wirelessは「カタッ」って音CX Plus True Wirelessの低い音が好み笑 pic.twitter.com/Pgs8frJvad
— ソラガジ@オーディオ好きな人。 (@soragaji1) October 8, 2021
CX Plus True Wirelessを実際に使ってみたレビュー
ここからは実際にCX Plus True Wirelessを使って感じたことを書いていく。
CX Plus True Wireless
CX Plus True Wirelessの装着感
装着感は自分の手持ちの中でもトップクラス。
人間工学に基づいた設計で、重量も軽くストレスなく装着できる。
長時間つけていても痛みや不快感は全くと言っていいほどない。
イヤーピースが4サイズ付属しているので耳の小さい方や女性でも問題なく装着できる。
CX Plus True Wirelessの音質
試聴環境
・iPhone (AAC) / Pixel 6 (aptX)
・ジャンル:pops / ロック / ジャズ / クラシックなど
・音源:Apple Musicのロスレス
豊かな低音、キレのある高音。
特に高域部分に特徴のある音作り。
「ゼンハイザーの音=低音多め」という謎のイメージがあったのでびっくりした。笑
音の特徴
・質の良い低音。
・低域に負けない存在感のある高域。
・全体的に音がぼわつかずタイトでキレがいい。
全体的に”キレの良い音”といった印象。
低音は量感はそこそこ多いがもこもこせず、キレのあるタイト目な鳴り方。
高域は低音に埋もれず、刺さらず、ちょうど良い。
ボーカルは女性よりも男性の方が気持ちよく聴けた。
どちらも十分綺麗ではあるが、女性ボーカルは少し楽器に埋もれているというか、楽器の派手さが目立っているという感じがした。
比較すると男性ボーカルの太めの声の方が綺麗に鳴らしてくれている気がする。
ロックやバンドサウンドなどのアップテンポでスピード感のある曲との相性が良く気持ちよく聴くことができた。

”MOMENTUM True Wireless 2”と比較

引用:ゼンハイザー公式サイト
今回購入した”CX Plus True Wireless”が約19,000円。
現在のハイエンドモデルの”MOMENTUM True Wireless2”が約32,000円。
価格差が約12,000円あるので流石に「CX Plus True Wireless」が勝つのは難しい。
しかし、完敗しているという感じはない。
そもそも、”MOMENTUM True Wireless2”とは音の傾向や鳴らし方が異なる。
・”MOMENTUM True Wireless2”は全体的に柔らかく、広がりのある音。
・”CX Plus True Wireless”は全体的にキレが良く、元気で楽しく聴かせてくれるならし方。
じっくりと比較をすると、細かい部分の質や伸び、サウンドステージの広がりなどは”MOMENTUM True Wireless 2”が勝っていて”CX Plus True Wireless”では物足りない部分や粗さもある。
「楽しく聴く」「テンションを上げるときに聴く」などの場合には、”CX Plus True Wireless”が好まれると思う。
購入直後の現時点でも音に不満はない。
今後より聴きこんでいくことで特に低域部分に変化が出てきそうな感じなので期待したい。
※追記※
聴き込んでいくにつれて、低音の質がかなり良くなった印象。
この機種の特徴でもあるキレの良さはそのままに、量感が出てきてよりバランスのよいサウンドになった。
※更新日:7/13※

高音 | (4.5) |
中音 | (3.5) |
低音 | (4) |
CX Plus True Wirelessの機能
全体的に平均点より高い機能性。
ここからは機能面を一つ一つ細かく見ていく。
Liberty 3 Proと比較した記事はこちら。
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【徹底比較】"CX Plus True Wireless"と"Liberty 3 Pro"どっちがおすすめ?【1万円台多機能】
対応コーデック
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveに対応。
iPhoneでもAndroidでも高音質で聴くことができる。
コーデックについての詳細はこちら。
-
Bluetoothの"コーデック"とは?【気にする必要あるの?】
ノイズキャンセリング機能
ノイキャンの質はかなりいい。
強すぎず弱すぎず、自然にノイズを消してくれる。
不自然さや耳づまりのような感じはあまりない。
高域部分が消せていなくて気になる時があるが、電車でもあまり外部の音は気にならない。
外音取り込み機能
普通に会話もできる。
手持ちのAirPods Proやwf-1000xm4と比較するとやはり不自然さがあり、機械的な音っぽく感じるが、音楽を再生しながらでも十分周りの音や人の声を拾ってくれる。
たまに鳴る切り替えた瞬間のサーというノイズは気になる人はいるかも。
しかし、共に30,000万円オーバーの値段なので価格差を考慮すれば十分な質。
スマートポーズ
イヤホンを耳から外すと一時停止する機能。
イヤホン本体にセンサーがついている。
不要な場合はアプリからオンオフの切り替えも可能。
アプリ
今回はAndroidの画面だがiPhoneでもほぼ同じ。
ホーム画面
外音取り込み、イコライザーの設定が可能。
タッチコントロール
タッチ機能の設定。
1~3回タップと長押しの4種類に割り当てられる。

デバイス設定
詳細設定からスマートポーズ、ノイズキャンセルのオンオフなどの設定ができる。
イコライザー
他ではあまり見ない独特なイコライザーだが、直感的に操作できて楽しい。
ポイントをスライドするだけで簡単に変化できる。
バンドはバス(低域)、中域、トレブル(高域)と3つのみで操作しやすい。
バッテリーの持ち
メーカー公式のスペックではイヤホン単体で8時間。
ノイキャンを常にオンで使用した場合はもう少し短い印象。
だが、実際に普段使用してみて物足りないとは一度も思わなかった。
ケースも含めると最大で24時間の再生が可能なので、日常的によく使う人でも2,3日は充電しなくてもOK。

接続の安定性
ブツブツ途切れたりすることはほとんどない。
地下鉄や地下通路、普通より人が多い場所でも途切れることはなかった。
ペアリングは一度設定すると次回からはイヤホンを取り出すだけで自動で接続してくれる。
防水性能
防水性能はIPX4。
水滴や小雨くらいであれば防いでくれる。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電は非対応。
20,000円近くする製品なので対応してほしかった。
ワイヤレスイヤホンとワイヤレス充電の組み合わせは最強なのに…
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【Anker PowerWave 10 Pad レビュー】充電もワイヤレスで快適に

CX Plus True Wirelessを買うメリット
買うメリット
・安心安全のゼンハイザー製品。
・音質、機能性共に同価格帯トップクラス。
・電車通勤、通学には最適な高性能ノイキャン搭載。
価格は約19,000円。
価格を考えれば質はかなり良く、コスパの評価は8.5。
買った後に「ここがイマイチ…」と思うのは30,000円以上のハイエンド機種を持っている人だけだろう。
正直、価格を考慮すれば、これと言って悪い点がない…

CX Plus True Wirelessのレビューまとめ
以上、ゼンハイザーのCX Plus True Wirelessのレビューでした!
音質、機能の質でハイエンドと同等とまではいかないが、大きく劣っている印象もない。
非常に価格、音質、機能性、瀬部手において弱点が少なくバランスが良い。
同価格帯ではトップクラスの完成度。
音楽機器、イヤホン、ワイヤレスでも評価の高いSENNHEISERの製品だからこそ、ワイヤレスイヤホン初心者の方にもおすすめしたい。
もちろん10,000円以下の製品からのアップデートでも十分満足できる機種だと思う。
この「高音質×高機能」は買って後悔することはないだろう。

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