イヤホン

【EarFun Air Pro SV 長期レビュー】1万円以下で迷っているならコレでいい。

どうも、オーディオを中心とするガジェットサイトを運営している、ソラガジです。

EarFunより3月29日に最新のワイヤレスイヤホンが発売された。

 

ということで今回は、「EarFun Air Pro SV」の2か月半使用レビュー!

Air Pro SV

 

この記事の内容

・EarFun Air Pro SVってどんな機種?

・実際に2か月半使ってみた話

・EarFun Free Pro 2との比較

・こんな人におすすめ

 

結論から言うと、1万円以下のワイヤレスイヤホンの中では非常に優れた性能を数多く持っている

が、2か月以上使っていると弱点もいくつか発見したのでそのあたりも詳しくレビューしていく。

 

発売、購入から2か月半と大変お待たせしました。

かなり細かい部分まで書いたのでぜひ参考にしてほしい。

ソラガジ
Amazonではタイムセールやクーポンでかなり安い…
メリット
  • 約9,000円(セール時はさらにお得)
  • 多機能かつ高性能
  • 外音取り込みが10,000円以下で最高クラス
  • 軽くて快適な装着感
デメリット
  • 少しケースから取り出しにくい
  • イヤーピースの交換が難しい

 

ということで、EarFun Air Pro SVについて2か月半使って感じたことを書いていく。

同メーカーの同価格帯の「EarFun Free Pro 2」とも比較しているので、ぜひ参考にしてほしい。

 

1万円以下で迷っているならEarFun Air Pro SVでいい。

「1万円以下なら迷わずコレ」とほとんどの人にとって言い切れる機種。

 

EarFun Air Pro SVのスペックについては概要で詳しく触れるが、ノイズキャンセリング、外音取り込み、音質など、すべてにおいて不満がない。

同メーカーの同価格帯のワイヤレスイヤホン「EarFun Free Pro 2」の後発ということもあり、細かい部分でのアップデートが感じられる。

 

購入後すぐに感じたのは外音取り込みの進化。

10,000円以下のワイヤレスイヤホンによくある「こもってる」「もやっとしてる」という感じがほとんどない。

20,000円くらいのワイヤレスイヤホンにも負けないくらいの性能は持っている。

 

ほかにも新たに専用アプリに対応するなど新機能も魅力的。

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EarFun Air Pro SVの概要

次はEarFun Air Pro SVの概要、メリット・デメリットについて。

EarFun Air Pro SV

1万円以下最高クラス

全部入り

圧倒的な外音取り込み

とにかく多機能

80

装着感

70

音質

85

機能性

94

おすすめ度

 

EarFun Air Pro SVのスペック

Air Pro SVFree Pro 2
通信規格Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2
対応コーデックSBC / AACSBC / AAC
ノイズキャンセリング
外音取り込み
最大再生時間(ノイキャンOFF)イヤホン単体:6時間 / ケース込み:24時間イヤホン単体:6時間 / ケース込み:30時間
最大再生時間(ノイキャンON)イヤホン単体:4.5時間 / ケース込み:18時間イヤホン単体:5時間 / ケース込み:25時間
充電時間2時間(フル)/ 10分(2時間再生)2時間(フル)/ 10分(2時間再生)
重さ約43g(イヤホン:約4.5g×2+ケース:約34g)38g(イヤホン:約4.1g×2+ケース:約30g)
防水規格IPX5IPX5
ワイヤレス充電
アプリ×
その他10mmウール複合ドライバー6mmドライバー

※スペック上、優れている方は赤字

 

多少の差はあるものの、スペックに大きな差はない。

EarFun Air Pro SVの最大の進化は、専用アプリに対応した点。

また、ドライバーも新しくなり、パワフルな低音やクリアでキレのある高音など音質面でも大きな進化がある。

 

重さはケース込みの全体で約43g。イヤホン単体では約4gと比較的軽め。

 

充電端子はもちろんUSB-C。10分の充電で2時間再生ができるクイックチャージにも対応。

 

置くだけで充電が可能なワイヤレス充電にも対応しており、10,000円以下だが多機能。

 

付属品は、イヤホン本体、充電ケース、充電ケーブル、イヤーピース3サイズ、クリーニングツール、取扱説明書。

 

イヤーピースは3サイズ。はじめは全サイズ試すのがおすすめ

 

イヤホン本体のノズルの口径が楕円形かつ大きいので、別売りのものに変更するのはきびしそう

 

同じ楕円形のノズルのAlly Plus 2と比較するとその大きさがわかりやすい。

左:Ally Plus 2、右:Air Pro SV

ソラガジ
かなり大きいですね…

 

充電ケーブルは一般的なUSB-C(A to C)で約30㎝。

 

同メーカーのFree Pro 2と比較

左:Air Pro SV、右:Free Pro 2

スペックは上記の通り。

大きく異なるのはデザイン、音質、アプリの3つ。

 

どちらの筐体もアルミ素材が使用されており、低価格ながらも所有欲が満たされる

Air Pro SVは四角で近未来的なデザイン。Free Pro 2は長方形でシンプル。

 

Air Pro SVは軽い装着感。Free Pro 2はイヤーフックによるガッチリとしたホールド感がある。

 

概要まとめ

・スペックに大きな差はないので好みのデザインで選ぶのもあり。

・より快適に使いたい方はAir Pro SVがおすすめ。

・運動時やランニング時などに使用予定で、ズレにくさ・外れにくさを求めるならFree Pro 2。

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EarFun Air Pro SVのペアリング方法

EarFun Air Pro SVのペアリング方法は一般的なBluetooth製品と同じ。

  1. スマホの設定からBluetooth設定を開く
  2. ケースからイヤホンを取り出す
  3. 「その他のデバイス」「使用可能なデバイス」の"EarFun Air Pro SV"をタップ
  4. 「自分のデバイス」「メディアデバイス」に"EarFun Air Pro SV"が表示されればペアリング完了

 

最初はイヤホン本体を取り出すと自動でペアリングモードになる。

ペアリングモードにならない、不具合が起こったなどの場合は、左右同時にタッチセンサーを5秒ほど長押しでペアリングモードに切り替えられる。

 

「自分のデバイス」「メディアデバイス」に「EarFun Air Pro SV」が表示されれば接続完了。

 

ペアリングを解除、削除したい場合は、「iマーク」「歯車マーク」から選択可能。

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EarFun Air Pro SVを2か月半使ってのレビュー

ここからは実際に2か月以上使ってみて感じたことをレビューしていく。

4月1日に購入したがレビューをまだしていなかった。。(本日、6月21日)

 

男心をくすぐるメタリックなデザイン

EarFun Air Pro SVの魅力のひとつはメタリックな筐体デザイン

EarFunの開発チームはラボに数百時間を費やし、優れたデザイン性、耐久性の製品を造っている。

ケース上部の素材は耐久性のあるアルミ素材、下部は滑り止めの効果もあるゴム素材で、カラーは全体的に紺色で統一されている。

 

ケースのフタの中央部分は完全に穴が開いているデザイン

ケースにしまっている状態でイヤホン筐体が見えるという珍しいデザイン。

左:Air Pro SV、右:Ally Plus 2

Cleer Ally Plus 2は中は見えるが、透明のプラスチック素材があり穴は開いていない。

一方、EarFun Air Pro SVは完全に穴が開いている。

ホコリや水などの異物が入らないか心配。

 

また、イヤホンをケースから取り出しにくい

イヤホンを収納するためのケースの穴が筐体とぴったりサイズ。

下から指を引っ掛けると取り出しやすかった。

 

同価格帯のSoundcore Life P3は似たデザインだが、ケース内部の穴が大きいため非常に取り出しやすい。

 

イヤホン本体もメタリックでかっこいい。

仕事でも使える落ち着いたデザイン。

 

普段は装着感や音質をよりよくするためにイヤーピースの変更をおすすめしているが、Air Pro SVはノイズ口径が大きすぎるので変更は難しそう。

一応、finalのEタイプイヤーピースを装着してみた。

装着できるのはできるが、付けにくさや音質を考えると、Air Pro SVには付属のイヤーピースでいいと思った。

 

多少の不満はあるものの、アルミ筐体のカッコよさは素晴らしいので所有欲は満たされる。

ソラガジ
色がネイビーっぽいのもカッコいいですね~

 

外音取り込みが10,000以下では圧倒的

手持ちの1万円以下の4機種で検証。

  • EarFun Air Pro SV(左下)
  • EarFun Free Pro 2(左上)
  • Soundcore Life P3(右上)
  • SAUNDPEATS Mini Pro(右下)

外音取り込みの聞こえやすさは、EarFun Air Pro SV > EarFun Free Pro 2 > SAUNDPEATS Mini Pro > Soundcore Life P3の順。

 

Air Pro SVの外音取り込みは、とくに中~高音が聞こえやすい。

自然に取り込むというよりは、周囲の音を強調している感じ。

屋外での車の音や人の会話も聞こえやすい。

音量を多少小さくすれば、音楽を再生しながらでも会話できる精度。

 

また、ノイズキャンセリング機能も最大40dBまで低減できるので、電車での通勤時にもしっかりノイズをカットしてくれる。

1万円以下ということを考えるとノイズキャンセリングも外音取り込みも十分すぎる性能。

 

外音取り込みを頻繁に使い、聞こえやすさを重視する方は、1万円以下ならEarFun Air Pro SVがおすすめ。

ソラガジ
個人的に1万円以下では1番聞き取りやすいです!

 

EarFun製品初の専用アプリに対応

Air Pro SVは、EarFun製品で初めて専用アプリに対応している。

機能をフルに使いたい方はインストールをおすすめする。

EarFun Audio

EarFun Audio

Earfun Technology (HK) Limited無料posted withアプリーチ

 

アプリをインストールしたらまずはアプリに製品を追加。

 

イヤホン本体をケースから取り出して電源が入ればアプリに追加してくれる。

アプリのデザインは比較的シンプルで見やすい。

EarFunのイメージカラー?でもある黄色がアイコンやボタンに使われている。

 

イコライザーは3バンド、±10段階で調整でき、プリセットは4つある。

ソラガジ
個人的にはなにも弄らない方が好みです!

 

トップページの歯車マークを押すと、設定の一覧が見れる。

モード切り替えは、ノイズキャンセリング、オフ、外音取り込みの3つ。

 

ゲームモードとは通常200msある遅延を80msに抑え、ゲームをより快適にプレイできるモード。

遅延が少なくなるので動画や映画など映像を見るときにも役立つ

 

キーのカスタマイズはイヤホン操作の割り当ての設定。

カスタムできるのはトリプルタップと長押しのみ。

それ以外は固定となっている。

 

タッチ操作の初期設定

LR
音楽再生再生/一時停止2タップ
次の曲3タップ
音量上げる1タップ
下げる1タップ
通話受信2タップ
拒否2秒長押し
通話の切替3タップ
音声アシスタント起動2秒長押し
モード切り替え2秒長押し
ゲームモード切り替え3タップ

赤字はアプリから設定可能。

1タップで再生したり、ノイズキャンセリングと外音取り込みを素早く切り替えたい方も多いと思うので、タッチ操作に関してはマイナス点。

ソラガジ
1タップや2タップも変更は今後に期待ですね~

 

アップテンポな楽曲と相性のいい派手目なサウンド

EarFun Air Pro SVのサウンドは、高音が目立つドンシャリ型。

試聴環境

・iPhone / Pixel 6(ともにAAC)
・ジャンル:ポップス / ロック / ジャズ / クラシック
・音源:Apple Music / Amazon Music

  • 音の傾向
    低音寄り
    高音寄り
  • 迫力
    繊細
  • 柔らかめ
    硬め
  • 空間の広さ
    狭い
    広い
  • アタック感
    弱め
    強め

 

アップテンポな楽曲と相性のいいドンシャリサウンド。

 

手持ちのFree Pro 2は低音寄りのバランスだったので、Air Pro SVも低音が強めのサウンドだと思っていたが、ドライバーが変更されたのが影響しているのか、実際はそうでもなかった。

ドライバーはFree Pro 2は6mm、Air Pro SVが10mmウール複合ドライバーに変更されている。

Free Pro 2はどちらかというと柔らかいサウンドで、Air Pro SVはキレがよくアタック感のあるサウンド

ソラガジ
聴いていてより楽しいのは圧倒的にAir Pro SV!

 

若干高音が強調されているとはいえ、低音が全然出ていないというわけではない。

全体的にすっきりした印象ではあるが、低音の存在感もしっかり感じられるので物足りなさはない

Free Pro 2に足りなかったクリアさ、解像感がAir Pro SVになって一気に進化した感じ。

 

おすすめのイコライザーがこちら。

「低音+1、中音±0、高音-2」にすると、少し物足りなかった低音に厚みが出た

低音好きには一度試してほしい。

 

全体的に音の余韻や広がりはあまり感じないスッキリしたサウンドなので、ジャズやクラシックよりもポップスやロック向き。

通勤通学などで今まで以上に楽しめ、テンションを上げられる音作りになっている。

 

よりクリアになった通話品質

SOUNDPEATS Mini Pro、Soundcore Life P3、EarFun Free Pro 2とマイク性能を比較してみた。

すべて1万円以下の機種。

この中ではもっともクリアに音声が伝わっている。

マイク性能で選ぶなら、Free Pro 2よりもAir Pro SV。

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EarFun Air Pro SVはこんな人におすすめ

Air Pro SV

買うメリット

・10,000円以下で文句なしのハイスペック

・メタリックでかっこいいデザイン

・同価格帯で圧倒的な外音取り込み

・ロックやポップスと相性バツグン

・通勤通学で使いたい方におすすめ

EarFun Air Pro 2の性能に関しては不満なし。

デザインが特徴的なのでデザインで決めてもいいと思う。

ソラガジ
セールもよくしているのでチェックしてみてください~

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EarFun Air Pro SVのレビューまとめ

以上、「EarFun Air Pro SVのレビュー」でした。

 

EarFun Air Pro SVは10,000円以下のワイヤレスイヤホンではトップクラスの性能を持っている。

使い勝手に多少不満があったものの、一つひとつの性能は素晴らしかった。

 

10,000円以下のワイヤレスイヤホンで迷っている方は、ぜひ参考にしてほしい。

メリット
  • 約9,000円(セール時はさらにお得)
  • 多機能かつ高性能
  • 外音取り込みが10,000円以下で最高クラス
  • 軽くて快適な装着感
デメリット
  • 少しケースから取り出しにくい
  • イヤーピースの交換が難しい

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ソラガジ
ではまた次の記事でお会いしましょう~

 

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