どうも、オーディオを中心とするガジェットサイトを運営している、ソラガジです。
最近、個人的に好きなメーカー「Anker」のオーディオブランド「Soundcore」から新製品が発表された。
前回購入した"Life P3"が8,000円台という価格ながらノイズキャンセリングや多機能なアプリ対応などハイコスパでとても気に入っている。
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【Soundcore Life P3 レビュー】コスパで選ぶならこれ一択
今回は、"Lifeシリーズ"とは異なる音質にもこだわった"Libertyシリーズ"の最新作、
Soundcore Liberty 3 Pro の購入レビュー!
この記事の内容
・Liberty 3Proはどんな機種?
・実際に購入して使ってみた話
・Liberty 3Proを買うメリット
Ankerの最新製品の実力はどれくらいなのか?
進化したノイズキャンセリング、新機能のマルチポイント、Anker独自開発のドライバー構造 (A.C.A.A 2.0)など詳しくレビューしていきます!

比較記事はこちら。
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【徹底比較】"CX Plus True Wireless"と"Liberty 3 Pro"どっちがおすすめ?【1万円台多機能】
Liberty 3 Proの概要
まずはLiberty 3 Proについて紹介する。
デザイン | (3.5) |
装着感 | (4.2) |
音質 | (4) |
機能 | (4.8) |
コスパ | (4.5) |
総合点 | (4.2) |
ポイント
・Anker史上最高のワイヤレスイヤホン。
・充実しすぎてる機能。
・全部入りなのに2万円以下。
・新色の色味が最高。
・マルチポイントに対応。
デメリット
・LDAC接続時の再生時間。
・ケースに戻す時の向き。

Liberty 3 Proのスペック
通信規格 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み | ○ |
最大再生時間 | 本体:8時間/ケース込み:32時間 |
充電時間 | 2時間(フル) |
重さ | 約59g(イヤホン:約7g×2+ケース:約45g) |
防水規格 | IPX4 |
ワイヤレス充電 | ○ |
アプリ | ○ |
その他 | マルチポイント |
機能性はハイエンド機種にも劣っておらず、1万円台の中では頭一つ抜けてる。

Liberty 3 Proのデザイン
カラーは黒と白に加え、新色のアイスブルーとライトパープルの計4色。
外箱。デカい。
装着方法を大きく記載してくれているのは親切。
付属品はイヤホン本体、ケース、充電ケーブル、イヤーピース/イヤーウイング(共に4サイズ)、説明書、クイックスタートガイド。
本体。黒がメインでケース上部にロゴあり。
ケースの大きさはLifr P3より少し大きい。
蓋がスライド式なので片手でもOK。

充電はタイプC。
ワイヤレス充電にも対応。
筐体は光沢多めでピカピカ。
イヤホン本体にもロゴ入り。
イヤーウイングが特徴的。
Rにのみ左右識別の表記あり。
音導管が金色。高級感あり。
不満点①
ケースに収納する向きが微妙。
なんでイヤホンこの向きなんやろ…
2枚目じゃダメなんかな?
筐体の金色の部分も見えてカッコいいけど使い勝手が…気にしすぎなんかな pic.twitter.com/ijybCkxHmg
— ソラガジ@ (@soragaji1) November 13, 2021

Liberty 3 Proを実際に使ってみてのレビュー
ここからは実際にLiberty 3 Proを使ってみて感じたことをレビューしていく。
Liberty 3 Proの装着感
イヤーウイングがあるので装着感はかなり良好。
イヤーピース、イヤーウイングのサイズ選びは重要になるので、たくさんの種類があるので自分に合うサイズを見つけてほしい。

自分は少し耳が小さいので、
・イヤーピースがSサイズ。
・イヤーウイングがL1、R1。
Liberty 3 Proの音質
試聴環境
・iPhone (AAC) / Pixel 6 (LDAC)
・ジャンル:pops / ロック / ジャズ / クラシックなど
・音源:Apple Musicのロスレス
やっぱりLDACが最高。
WF-1000XM4と同じく、LDACで接続すると一気に高域の粗さの軽減、低音の締まり、音場の広さに変化がある。
Soundcoreらしく元気なドンシャリ。
Anker独自開発のドライバー構造 (A.C.A.A 2.0)を搭載。
ダイナミックドライバーとBA(バランスドアーマチュア)ドライバーの2種類を搭載したハイブリッド型。

引用:Anker公式サイト
ダイナミックドライバーはほとんどのイヤホンやヘッドホン、スピーカーなどに使用されているもので低音の量感が豊富で迫力のある音。
BAドライバーはもともと補聴器などに使用されていたもので特に中高域が綺麗な音。
全体的にキレが良くてアタック感が強く、派手な音。
横方向の音場の広さが素晴らしい。
アタック感の強い音がごちゃごちゃせず、スッキリしているので聴きやすい。
楽しく聴けるサウンドなので、通学通勤などでテンションを上げたい時に使うのが最適。
逆に自宅でゆっくりリラックスして聴きたいという用途には少し不向きかも。
ポップスやロック、EDMなどアップテンポな曲との相性がいい。

また、アプリ上の「HearIDサウンドテスト」から個人の聴覚感度を分析し、自動でイコライザーを設定してくれる機能もある。
詳しいアプリの設定方法はこちら。
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【自分好みにカスタマイズ】Soundcoreのアプリの使い方と設定方法【Liberty 3 Pro編】
同じAnkerの"Soundcore Life P3"と比較
価格の比較
・"Life P3"の発売価格が約8,900円。
・今回購入した"Liberty 3 Pro"が約19,800円。
1万円以上の差がある。
音質面ではやはり価格差もそこそこあるので"Liberty 3 Pro"の方が良い。
"Life P3"はダイナミックドライバー1基の構成だが、"Liberty 3 Pro"はダイナミックドライバーとBAドライバーの両方を搭載しているハイブリッド型なので、低音に迫力がありつつ、より高音にもキレがある。
この2機種の比較では特に高域の違いが明確。
しかし、音のバランスはどちらもドンシャリ系で傾向は似ているので、音質をあまり重要視しない方は"Life P3"でも十分だと思う。
"Liberty 3 Pro"はより細かくサウンドを変更できカスタマイズ性もある。

"Life P3"以上に音にこだわる方や細かい設定をしたい方におすすめ。

高音 | (4.5) |
中音 | (3.5) |
低音 | (4) |
Life P3の詳細記事はこちら。
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【Soundcore Life P3 レビュー】コスパで選ぶならこれ一択
そのほかの比較レビューはこちら。
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【徹底比較】”CX Plus True Wireless”と”AH-C830NCW”どっちがおすすめ?【1万円台高音質】
Liberty 3 Proの機能性
Liberty 3 Proの特徴でもある豊富な種類の機能を細かく見ていく。
なお、アプリの関しては"Life P3"と同じく別の記事で紹介した。
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【自分好みにカスタマイズ】Soundcoreのアプリの使い方と設定方法【Liberty 3 Pro編】
対応コーデック

引用:Anker公式サイト
SBC、AAC、LDACの3つ。
AACとLDACとではコーデックを変更するだけでかなり音に変化がある。
LDACの方が音質は圧倒的に良いが、バッテリーの減りがかなり速くなる。
AACでも十分良い音ではあるので、バッテリーの持ちを重視される方はAACで接続することをおすすめする。
コーデックについての詳細はこちら。
-
Bluetoothの"コーデック"とは?【気にする必要あるの?】
ノイズキャンセリング機能

引用:Anker公式サイト
進化したAnker独自の「ウルトラノイズキャンセリング2.0」を搭載。
多少の圧迫感や不自然さはあるものの、1万円台では強力で精度も高い。
10点満点でWF-1000XM4を10点とすると8点くらい。
イヤーウイングのおかげもあり、装着感も良く安定感があるので、音楽に集中できる。
アプリの設定
アプリ上でノイキャンの強さを変更可能。
周囲の音に合わせて自動で変更するモードと手動のモード(弱、中、強)が選択できる。
屋外で使う時は音楽を流していればほとんど外音が気になることはない。
音の大きい店内だと隣の人の声や有線のBGMは聞こえる時もある。(音が鳴ってるなと感じる程度ではっきりとは聞こえない。)
電車では完璧に遮断できているわけではないが、音楽を聴いていれば高い音もあまり聞こえない。
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【自分好みにカスタマイズ】Soundcoreのアプリの使い方と設定方法【Liberty 3 Pro編】
現時点では8割以上のワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリングは低音は消せても高音は消せていない。
外音取り込み機能
外音取り込みもかなり高性能で、遮音性が高いのにも関わらずしっかり聞き取れる。
ノイキャンと同じくアプリ上からモードの選択が可能。
「全ての外音」と「音声フォーカス」のモードの切り替えができる。
AirPods ProやWF-1000XM4と比較すると少しこもっている感じはするが、価格差1万円以上の価格差を考えれば非常に質は高いと言える。
バッテリーの持ち
通常モード (ノイキャンOFF) | 本体:8時間 ケース込み:32時間 |
通常モード (ノイキャンON) | 本体:6時間 ケース込み:24時間 |
LDAC接続時 (ノイキャンOFF) | 本体:4時間 ケース込み:16時間 |
LDAC接続時 (ノイキャンON) | 本体:3時間 ケース込み:12時間 |

不満点②
LDAC接続時にノイキャンをオンにしていると単体で3時間しか再生できない。
ケース込みでも12時間とかなり短い。
BGM感覚で聞き流すときはすぐにバッテリー切れになりそう。
おすすめモード
・屋外では「通常×ノイキャンON」
・屋内では「LDAC×ノイキャンOFF」
1万円以下でバッテリーの持ちを求めるならこれ↓
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【Soundcore Life P3 レビュー】コスパで選ぶならこれ一択
接続の安定性
AACで接続なら屋内、屋外ともに途切れることはほとんどなかった。
最近の機種は高音質コーデックで接続しない限り頻繁に途切れることはほとんどない。
防水性能
多少の雨や運動時も汗くらいなら大丈夫なIPX4。
イヤーウイングのおかげで装着感も良く、しっかりと耳に固定できるので運動時におすすめ。
アプリ
アプリのインストールはこちらから。
機能が多いため別の記事にまとめた。
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【自分好みにカスタマイズ】Soundcoreのアプリの使い方と設定方法【Liberty 3 Pro編】
マルチポイント

引用:Anker公式サイト
Liberty 3 Proはマルチポイントに対応。
マルチポイントとは、例えば、iPhoneとAndroidの2台持ちで両方の端末でペアリングすると、Bluetooth接続の切り替えが必要なく、音声を再生した端末の音が再生される。
これは嬉しいユーザーも多いのではないだろうか。
初めて使用してみたが、思っていた以上に便利。

最近注目されているマルチポイントだが、1万円台でありながらしっかりと対応させるところがAnkerさんはユーザーのことがわかっているなーという印象。

Liberty 3 Proを買うメリット
買うメリット
・自分好みにカスタマイズできる。
・1万円台で全部入りのワイヤレスイヤホン。
・安定感のある装着で運動時でも安心。
価格は約19,800円。
機能性は1万円台で最強。音質も不満なし。
また、アプリ上から自分の好みの音にカスタマイズできる手も大きなメリット。
この機能性を2万円出してお釣りがくるのは非常にコスパは高い。

コスパで選ぶならLife P3一択。
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【Soundcore Life P3 レビュー】コスパで選ぶならこれ一択

Liberty 3 Proのレビューまとめ
以上、Soundcore Liberty 3 Proの購入レビューでした!
記事がなかなか書き終わらなかった事から今までレビューしてきたものの中で一番「多機能」だと思う。笑
不満点を2つ挙げたがそれ以外は本当に不満がない。
機能性にこだわりがあって、好きな音楽を好きな音で聴きたいという方に最適。
逆に一つ一つの機能にこだわりがない方にはオーバースペック気味だと思う。
基本的にこだわりがないなら"Life P3"一択。
細かい部分までこだわって自分好みのイヤホンにしたいという方は"Liberty 3 Pro"。
多機能ながらこの使い勝手の良さは流石Anker製品。
また、Ankerの18カ月保証もあるので安心して購入できる。
万人におすすめできる非常に完成度の高いワイヤレスイヤホン。

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