どうも、オーディオを中心とするガジェットサイトを運営していますソラガジです。
みなさんはどんなワイヤレスイヤホンを使っていますか?
機能性が高い機種、音質がいい機種、使い勝手がいい機種など、様々なイヤホンを使っているはずです。
やっぱり、ほぼ毎日使うモノなので性能だけではなく、見た目やデザインも良いモノがいいですよね。
という事で今回は、素材やデザインにもこだわったMaster & Dynamicの最新機種、
「MW08の購入レビュー」です!
この記事の内容
・MW08ってどんな機種?
・MW08の購入を決めた理由
・実際に購入して使ってみた話
・MW08はこんな人におすすめ
当サイトでいくつかワイヤレスイヤホンを紹介してきたが、MW08は過去最高額の約42,000円。
4万円を超える高級ワイヤレスイヤホンは一体どれくらいのものなのか?
詳しく解説していく。
MW08は唯一無二のサウンドと高級感が味わえる
Master & Dynamicについてはこちらから。
MW08は、ワイヤレスイヤホンに求められる機能性やサウンドはもちろん、筐体の素材やデザインにもこだわられていて、他にない高級感を体験できる機種。
最大の特徴は高級感が感じられるステンレススチールのケースとセラミック筐体。
ステンレスはオーディオ関連では、有線イヤホンやDAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)などにも使われており、錆びにくく加工の難しい素材。
セラミックは非常に硬い素材(最も硬いダイヤモンドの硬さを10とするとセラミックは9くらいの硬さ)で傷つきにくいため、高級時計などにも使用されている。
MW08は非常に頑丈で、傷つきにくく、高級感があるのが特徴の機種。
他にも音質の良し悪しに関わるドライバーは「11mmのベリリウムドライバー」を使用しており、低音が豊かで温かみのあるサウンドが特徴。
機能性は前作のMW07では非搭載だったノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能などを新たに搭載し、普段使いしやすくなった。
このようにMW08は、使いやすさ、性能の高さ、高級感を兼ね備えた機種になっている。
発売から半年以上経過したMW08を購入した理由
購入する際の条件
①:サウンドが好み
②:デザイン・素材に惹かれる
③:価格は無視
何回も試聴し、最終的に3機種くらいで迷ったが、MW08の温かみのある柔らかい音は他のワイヤレスイヤホンでは出せないと思ったので決定した。
初めて見たときのステンレスのケースとセラミック筐体に惹かれたという点も購入の大きな要因。
この価格帯の機種は機能性はどれもいいので、あまり意識せず、サウンドとデザインの好みで決めた。
では早速、MW08のスペックから解説していく。
MW08の概要
通信規格 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み | ○ |
最大再生時間 | イヤホン単体:10時間 / ケース込み:42時間 |
充電時間 | 1時間(フル)/ 15分(50%) |
重さ | 約99g(イヤホン:約9g×2+ケース:約81g) |
防水規格 | IPX5 |
ワイヤレス充電 | × |
アプリ | ○ |
その他 | クイックチャージ機能 |
不満はワイヤレス充電非対応ってことくらい。
MW08の5段階評価
満足度 | (4.8) |
デザイン | (4.8) |
装着感 | (4.6) |
音質 | (4.8) |
機能 | (4.0) |
コスパ | 無評価※ |
総合点 | (4.6) |
※価格が4万円オーバーのため。
価格を除けば、WF-1000XM4に匹敵するレベルの総合力と完成度。
MW08のメリット・デメリット
メリット
・唯一無二の高級感
・低音豊かで温かみのあるサウンド
・強力なノイズキャンセリング
・疲れにくい装着感
デメリット
・ワイヤレス充電非対応
・重い
・高価
重さは普通に考えればデメリットだが、少しずっしりしているため、より高級感を感じやすい。
MW08のデザイン
パッケージ。
文字は基本英語。一部日本語あり。
スライドすると茶色の箱。
開けると本体。
付属品はイヤホン本体、充電ケース、イヤーピース(5サイズ)、USB-Cケーブル、USB変換アダプター、収納ポーチ。
ワイヤレスイヤホンでは珍しく長さが1mのケーブルが付属。
ケーブルの端子は両方USB-CなのでUSB-C→Aに変換するアダプターも付属。
お持ちのACアダプターにあわせて使用できる。
ステンレススチールのケース。かっこいい。
厚みは普通。充電端子はUSB-C。
背面は特に何もなし。
ステンレスのケースの高級感が凄い。
大きさは少し大きいかなと感じる程度。
重い。ZE3000とWF-1000XM4を足したくらいの重量。
(少しずっしりしているのでより高級感を感じる。)
マグネットの強さはやや弱め。
非常に取り出しやすい。
角度によって見え方がかなり変化する。
このボタンは上から下に押すタイプなので耳が痛くなったり、装着感が悪くなったりすることがなく快適に操作できる。
イヤホン本体の大きさは普通。
上部のボタンで操作。
LRの表記と着脱センサーあり。
セラミックの綺麗さが半端ない。
この高級感は他のワイヤレスイヤホンにはない。
MW08を実際に使ってみてのレビュー
MW08の装着感
イヤホンの重量は約9gと一般的には重めだが、装着すると全くと言っていいほど違和感がない。
圧迫感や異物感もないので長時間のリスニングも可能。
(バッテリーはイヤホン単体で最大10時間。)
付属のイヤーピースが優秀
付属のイヤーピースが予想以上に良かった。
finalのEタイプと似ていて軸が固め、傘部分が柔らかいという2段構造。
イヤーピースのサイズのよって軸の色が変わるのも似ている。笑
普段はfinalのEタイプに変更して使うことが多いが、MW08は変更の必要なし。
final Eタイプイヤーピースのレビューはこちら。
-
【final TYPE E レビュー】迷ったらまずはこのイヤーピース【完全ワイヤレス専用仕様と比較】
MW08の音質
試聴環境
・iPhone 11(AAC)/Pixel 6(aptX)
・ジャンル:pops/ロック/ジャズ/クラシックなど
・音源:Apple Musicのロスレス
・コーデックは異なるがiPhoneとPixelとの音、操作性ともに違いはほとんどない。
非常に柔らかく温かみのあるサウンド
MW08のドライバーには、11mmのベリリウムドライバーが使用されている。
大型のベリリウムドライバーのおかげで、広いサウンドステージとライブパフォーマンスのような豊かで温かみのあるサウンドを実現している。
この独特な低音の鳴らし方は人によっては、「ボワついている、締まりがない」と感じる人もいそうな感じ。
低音のキレはWF-1000XM4の方がいい。
迫力のある低音の量感だけでなく、高域の綺麗さや楽器の余韻などもしっかり表現できている。
他の音域と被ってごちゃごちゃしたりせず、分離感や解像度も申し分ない。
低音は多いがうるさい感じや嫌な感じはない。
11mmの大型のベリリウムドライバーのおかげか、全帯域非常に質の高い音を再生してくれる。
MW08のサウンドは「一音一音を細かく表現して高解像度な音」というよりかは、「曲全体の一体感やグルーブ感を非常に高いレベルで再生してくれる」というイメージ。
基本的にはどんなジャンルとも相性がいい。
個人的に、アニメやゲームなどのサントラを聴くときにMW08を使うのがおすすめ!
優れた空間の広さや一体感で、その世界感に引き込まれる。
映像と共に聴くと、より迫力や臨場感が感じられて今まで以上に楽しめる。
「音質」に関しては、文句なしに全ワイヤレスイヤホンの中でトップクラス。
SONY WF-1000XM4と比較
WF-1000XM4と簡単に比較してみた。
WF-1000XM4と詳しく比較して記事はこちら。
-
"Master & Dynamic MW08"と"SONY WF-1000XM4"比較レビュー【とっておきの一台に】
WF-1000XM4は、言わずと知れたSONYの最高傑作のワイヤレスイヤホン。
ポップスやロックなどのアップテンポな曲との相性が抜群のサウンド。
キレ、迫力、立体感、空間表現が素晴らしく聴いていて楽しい。
発売から半年以上経ったが、いまだに「最高のワイヤレスイヤホン」だと思ってる。
総合力と完成度の高さが別格。
WF-1000XM4のレビューはこちら。
-
【SONY WF-1000XM4 レビュー】最も完璧に近いワイヤレスイヤホン
一方、MW08はWF-1000XM4と比較するとキレの良さやアタック感は劣るが、空間表現や一音一音の質は同等かそれ以上。
低音の表現力はMW08の方が優れている。
MW08のサウンドは、ワイヤレスイヤホンではあまりない、空気感やライブ感などの「曲全体の一体感」にフォーカスされていると感じた。
どちらの機種も音質に関しては不満はない。
・アタック感が強く、キレのあるサウンドならWF-1000XM4。
・音が柔らかめで、より曲の一体感を感じるならMW08。
WF-1000XM4と詳しく比較して記事はこちら。
-
"Master & Dynamic MW08"と"SONY WF-1000XM4"比較レビュー【とっておきの一台に】
次は機能性を解説していく。
MW08の機能性
ここからはワイヤレスイヤホンに重要な機能性の解説。
対応コーデック
SBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveの4つ。
aptX Adaptiveの代わりにLDACに対応してほしいというのが本音。
aptX Adaptiveはスマホ側の対応機種が少なすぎる。
AAC、aptXでも十分高音質で音楽を楽しめるのは楽しめるが。。
コーデックについての解説はこちら。
-
Bluetoothの"コーデック"とは?【気にする必要あるの?】
ノイズキャンセリング
低音はしっかりカットできている。
WF-1000XM4を10点とすると、MW08は8点くらい。
高音は低音と比べるとあまりカットできていないが、音楽を再生しているとほとんど聞こえないレベル。
電車で無音というのは厳しいかもしれないが、屋内での作業時やカフェの音くらいならほとんど気にならない。
ノイズキャンセリングの性能はあと一歩で完璧という感じ。
外音取り込み
外音取り込みは綺麗に周囲の音が聞こえる。
イヤホンの遮音性がそこまで高くないので外音取り込みはかなり自然。
レジでのお会計や電車のアナウンスを聞き取るくらいなら問題なく使用できる。
モード切替時に気になる点
「ノイズキャンセリングON」「アンビエントリスニングON」という音声が毎回流れる。
これがアプリからもオフにできないので改善してほしい。
バッテリー持ち
イヤホン単体で最大12時間。
(ノイキャンON時は10時間)
ケース込みに再生時間は42時間。
素晴らしいバッテリーの持ち。
使い始めて2週間くらい経ったが、2回しか充電していない。
フルで充電しておけば1週間は追加で充電する必要はなさそう。
少しでも充電する手間を省けるのは大きなメリット。
接続の安定性
Pixel 6で接続したが、音途切れや繋がりにくいなどはほとんどない。
最新のBluetooth5.2の機種はどれも安定している。
防水
防水規格はIPX5。
メモ
IPX5は、水の噴射を浴びても機器本体に有害な影響がない。
一般的なIPX4より少し強い。
メモ
IPX4は、あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がない。
普段の生活や運動時の汗くらいなら全く問題ない。
アプリの使い方
ワイヤレスイヤホンを使う上でアプリはかなり重要。
アプリのインストールはこちらから。
接続方法と設定方法を解説していく。
まずは接続。
アプリをインストール。
イヤホンをペアリング→アプリを開く→画像の通り進める。
ホーム画面に移動したら接続完了。
左上の三本線で右の画像の項目を見ることができる。
ここで更新可能な場合はアップデートしましょう。
手順通り進めば大丈夫。
大体10~15分ほどで完了した。
次はノイキャンの設定
ノイキャンには「MAX ANC」と「ALL DAY ANC」の2種類がある。
「MAX ANC」の方が強めなので、基本「MAX ANC」でいいと思う。
次は外音取り込みについて。
外音取り込みも2種類「認知」と「音声」がある。
基本的には「認知」でいいと思う。
周囲の音全体的に拾ってくれる。
ボタン操作
スクロールできます
L(+) | L(ー) | R | |
再生/一時停止 | 1回クリック | ||
次の曲へ | 2回クリック | ||
前の曲へ | 3回クリック | ||
音量上げる | 1回クリック | ||
音量下げる | 1回クリック | ||
ノイズキャンセリング | 長押し | ||
外音取り込み | 長押し | ||
応答 | 1回クリック |
アプリからの変更が不可なのが困る…
このボタンは上から下に押すので耳が痛くなったり、装着感が悪くなったりすることがなく快適に操作できる。
その他の機能
クイックチャージ機能で15分の充電でイヤホンとケースを50%充電できる。
万が一充電を忘れてしまっても出かける15分前に充電すればその日は何とか大丈夫そう。
取扱説明書
MW08の説明書はこちら。
MW08を買うメリット
買うメリット
・楽曲の世界観に引き込まれる臨場感のあるサウンドが楽しめる。
・快適な装着感で長時間のリスニングも問題なし。
・唯一無二の高級感とデザイン。
・最大42時間の長持ちバッテリー。
MW08の価格は、約42,000円。
正直、3万円超えの機種を購入する際は自分の気に入った物を購入するのが正解だと思う。
これくらいのクラスになれば、音質はもちろん、機能性の安定感も素晴らしい機種が多いので、デザインや買って満足できそうな機種を購入することをおすすめする。
MW08のレビューまとめ
以上、「Master & Dynamic MW08のレビュー」でした!
MW08は4万円というワイヤレスイヤホンの中では高級な分類になるが、購入して大満足している。
公式では2年間の保証が付いているので万が一のことがあっても安心。
一度この高級感を味わうと他の機種には戻れないかも…
WF-1000XM4と詳しく比較して記事はこちら。
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