どうも、オーディオを中心とするガジェットサイトを運営している、ソラガジです。
お久しぶりです。
最近は家での作業が増えたということもあり、SONY LinkBudsをはじめ「ながら聴き」のワイヤレスイヤホンを使用するシーンが多い。
「ながら聴き」と聞いて、骨伝導ドライバーを搭載した機種やLinkBudsなどの特殊なものも増えてきたが、ぱっと思いつくのはインナーイヤー型のイヤホンだろう。
ということで今回は、上質な音とコスパの良さを
今回の記事の内容
・Air3 Deluxe HSってどんな機種?
・Air3 Deluxe HSを実際に使ってみた話
・Air3 Deluxe HSはこんな人におすすめ
低価格ということもあり、気軽に「ながら聴き」を 楽しみたい方はぜひ参考にしてほしい。

本記事は、SOUNDPEATS様より製品をご提供いただき作成しています。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの概要
SOUNDPEATS(サウンドピーツ) Air3 Deluxe HSはどんな完全ワイヤレスイヤホンなのか?
Air3 Deluxe HSについて
- LDAC対応による高音質化
- 片耳たったの4gと軽量
- 長時間でも快適な装着感
- 1万円以下でながら聴きが楽しめる
- ケースに指紋がつきやすい
Air3 Deluxe HS | |
通信規格 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
最大再生時間 | イヤホン単体:5時間 / ケース込み:20時間 |
充電時間 | フル:1.5時間 |
重さ | 約36g(イヤホン:約4g×2+ケース:約28g) |
防水規格 | IPX4 |
ワイヤレス充電 | × |
アプリ | ○ |
その他 | ゲームモード |
Air3 Deluxe HSはインナーイヤー型のイヤホンでは世界初、高音質コーデック「LDAC」に対応。
バッテリー持ちは最大20時間とふつう。
その分充電時間が1.5時間と速い。
重さがAir3 Deluxe HSの魅力で、イヤホン片耳で4g、ケース込みでも36gと非常に軽量。
防水規格はIPX4、アプリに対応しており、低遅延化のゲームモードも搭載。
スペックだけを見ると、LDAC対応以外は同価格帯のワイヤレスイヤホンと似ている。
Air3 Deluxe HSの特徴でもあるインナーイヤー型は、数年前のiPhoneの付属品にあったイヤホンの形。
カナル型の方が商品数が多く、とりあえずカナル型を使っているという方も少なくないと思う。
インナーイヤー型の最大の特徴は、イヤホンで音楽を聴きながらでも周囲の音が聞こえるという点。
カナル型と比較してあまり耳の奥まで突っ込まないので、長時間装着していても疲れにくいというメリットがある。
耳を密閉せぜ周囲の音がハッキリと聞こえるので屋外での使用よりも屋内での使用がおすすめ。

Air3 Deluxe HSのペアリング方法
最初はケースから取り出すと自動的にペアリングモードになる。
iPhone・iPadなどのAppleデバイスは「その他のデバイス」、Android端末は「使用可能なデバイス」にある”SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS”をタップ。
ペアリングモードにならない、接続の不具合がおこったなどの場合は、イヤホン本体をケースに戻してケース中央にあるリセットボタンを長押しすることで、強制的にペアリングモードに切り替えられる。
「自分のデバイス」「メディアデバイス」に”SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS”が表示されれば接続完了。
ペアリングを解除、デバイスを削除する場合は、「iマーク」「歯車マーク」を押すとデバイスの詳細画面が表示され、解除・削除できる。

Air3 Deluxe HSのデザイン
Air3 Deluxe HSの外箱。
Air3 Deluxe HSの付属品は、イヤホン本体、充電ケース、USB Type-Cの充電ケーブル、取扱説明書。
充電ケースは丸く自立しないタイプ。
カラーは光沢のある黒。

ケースの背面にはゴールドのプレートにサウンドピーツのロゴ入り。
ケースの底面にはUSB Type-Cの充電端子。
手に乗せるとわかりやすいがかなりコンパクト。
ケースのふたを開けるとイヤホン本体にあるゴールドのロゴが見える。
取り出しやすさは普通。
ケースはテカテカだが、イヤホン本体は非光沢でマットな感じ。
イヤホン本体。
着脱検出のセンサー付き。イヤホンを装着すると音楽が再生されて、外すと停止する。
形状は一般的なインナーイヤー型のイヤホンと似ており装着感も◎。
Air3 Deluxe HSはかなりコンパクトで軽い。
イヤホン片耳で4g、ケース込みでも36gと手持ちのワイヤレスイヤホンの中では最軽量。


Air3 Deluxe HSを実際に使ってみたレビュー
ここからは実際にAir3 Deluxe HSを使ってみて感じたことを書いていく。
軽い装着感がイイ!
装着感: (4.2)
僕がインナーイヤー型のイヤホンに求めるのは、違和感のない装着感と疲れにくいサウンド。
メモ
インナーイヤー型や骨伝導型の「ながら聴き」は、何か作業などをしながら音楽を聴くためのものなので、装着時に不快感や違和感があればメインの作業に支障をきたす。
「ながら聴き」に向いていると公式が言っている機種に関しては、特に装着時の違和感のなさに注目している。
まずAir3 Deluxe HSで音楽を聴く前に感じたのは、イヤホン本体の軽さ。
片側たったの4g。

この軽量な設計のおかげで後で紹介する音質の部分にも良い影響がある。
Air3 Deluxe HSの装着方法は、耳甲介(耳の入り口のくぼみ)に引っ掛けるようなタイプ。
一般的に「インナーイヤー型」「オープンイヤー型」と呼ばれているもの。
「カナル型」と呼ばれる耳の奥まで突っ込むタイプではないので、長時間装着していても疲れにくい。

左:Google Pixel Buds Pro、中央:Apple AirPods Pro、右:SONY LinkBuds S
インナーイヤー型のイヤホンはじっくり音楽を聴くというよりは、何か作業するときなどに使う方が多いと思う。
僕の使用タイミングは、PC業務の仕事、軽い散歩、昼寝、長時間の動画視聴やゲームなど。
「外音取り込み機能」を搭載したワイヤレスイヤホンよりもはっきりと周囲の音が聞こえるので、BGM感覚で音楽や動画を鑑賞する際に使う。
Air3 Deluxe HSは、耳に負担のかかりにくい装着方法と軽さのおかげで快適に「ながら聴き」ができるイヤホン。
バッテリーは「不満はない」
バッテリー関連:(3.8)
他の記事も読んでもらいうとわかると思うが、僕はワイヤレス関連の製品のバッテリー関連はかなり重要視している。
例えば再生時間(バッテリーの持ち)・充電端子・充電時間・ワイヤレス充電対応の有無など。
理由はワイヤレス、つまり、バッテリー内蔵の製品である以上、バッテリー性能が製品自体の使用・快適さなどに直結するため。
Air3 Deluxe HSの連続再生時間は、イヤホン本体で最大5時間、ケース込みで最大20時間と普通~やや短めの部類。
ワイヤレス充電には非対応。
ワイヤレスイヤホンとワイヤレス充電の組み合わせは、快適さストレスフリーな感じが最高。
使い勝手が大きく変わるので対応してほしかった。

ただし、充電時間はフル充電で1.5時間と速いのでありがたい。
スペック上では微妙かなと思っていたが、3週間ほど使用した結果、不満を感じるほどではなかった。
再生時間は長いことに越したことはないが、実際に使っていて困るほどではないので安心してほしい。

ずっと聴きたくなる音
音質::(4.1)
試聴環境
・iPad Pro(AAC)/ Pixel 7(LDAC)
・ジャンル:ポップス / ロック / ジャズ / クラシックなど
・音源:Apple Musicのロスレス
続いては音質について。
Air3 Deluxe HSはインナーイヤー型のイヤホンの割に低音がしっかりと出てるなというのがファーストインプレッション。
音質に関するポイント
・14.2mmのダイナミックドライバー
・高音質コーデック「LDAC」に対応
・インナーイヤー型イヤホン特有の音抜け
この物足りなさを感じさせない低音を鳴らしているのが、14.2mmのダイナミックドライバー。
一般的にダイナミックドライバーは大きいほど良いと言われており、同価格帯のイヤホンと比較してもかなり大型サイズのドライバーを搭載している。
ダイナミックドライバーは低音の再生が得意、音圧がしっかりとありパワフルなサウンド、など力強さを感じられるのが特徴。
さらに14.2mmという大型のものを搭載しているので、十分にドライバーの特徴を味わえる音になっている。
全体的にノリがよく楽しめる音作りになっており、激しめのロックやEDMとの相性が良かった。
低音の量感がしっかりとあり迫力を感じられるので、低音好きの方にも聴いてほしいサウンド。

世界初、LDAC対応のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン
らしいです。

「LDAC」については僕の記事を読まれている方はご存じかと思うが、簡単に言うと、全Bluetooth機器に対応しているコーデックの「SBC」よりもさらに膨大な音楽データの転送が可能なコーデックで、より高音質を実現できる。
コーデックについてより詳しく知りたい方は解説した記事があるのでそちらをご覧ください。
-
Bluetoothの"コーデック"とは?【気にする必要あるの?】
静かな環境で音楽を聴くと変化はしっかり感じられた。
LDAC対応のどの機種もそうだが、一気に音が綺麗になる印象。
どこかの音域が強くなりバランスが変化するというよりは、荒さが少なくなる感じ。
LDACは膨大な音源データを扱うので音質が良くなる一方で、遅延の発生、バッテリーの減りが速くなる、通信の不安定さが増すことがあるなどデメリットもある。
このデメリットよりも音質を優先する方は、ぜひAir3 Deluxe HS本来の音を楽しんでほしい。
また、「LDAC」ではなくても十分高音質で再生できるので、機能性と音質のバランスを優先するなら「AAC」の方がおすすめ。

インナーイヤー特有の音抜けが良さを引きだしてる
Air3 Deluxe HSはとにかく音のバランスが素晴らしい。
おそらくこの音でカナル型だとかなり低音が多かったと思う。
密閉しないインナーイヤー型は当然音が抜ける(漏れる)ので、実際に聴いてみるとカナル型よりも音の広がりを感じやすい。
この音の広がり、圧迫感のなさのおかげで丁度いいバランスを実現している。
またAir3 Deluxe HSの音のポイントで、同価格帯の機種と比較すると定位感がいい。
定位感がいいと「ここでこんな音が鳴っている」というのがわかりやすい。
また、音楽だけでなく、ゲームや動画視聴のときにもこのメリットは感じられるので、幅広い用途での使用を考えている方にはかなりおすすめ。
アプリの設定で遅延を低減できる「ゲームモード」もある。

僕はゲームガチ勢ではなので正確にはわからないが、使っていて明らかな遅延を感じるシーンはなかった。
「遅延は許せない」という方以外は、問題ない範囲の遅延だと思う。
屋内での使用は十分すぎる音質と性能。
メイン機としてはもちろん、いいイヤホンやヘッドホンを持っていて、そのサブ機としての購入もおすすめ。


こんな人におすすめ
買うメリット
・「LDAC」に対応したワイヤレスイヤホンが欲しい方
・10,000円以下でながら聴きを楽しみたい方
・長時間装着しても疲れにくい機種がいい方
・音楽でもゲームでも動画でも迫力のあるパワフルなサウンドを求める方
・ワイヤレスイヤホンのサブ機が欲しい方
コスパ:(4.5)
最後のレビューはみなさんが気になっているであろう「コスパ」について。
Air3 Deluxe HSの通常価格は7,180円とかなり良心的な価格設定。
高音質コーデック「LDAC」に対応していてこの音質、ゲームや動画視聴にも使える性能、疲れにくい軽量設計と総合的にバランスがいい。
いつでもどこでもどんな用途でも使いやすく、10月の使用頻度は20機種ほどあるワイヤレスイヤホンのなかでもっとも高かった機種。


Air3 Deluxe HSのレビューまとめ
以上、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのレビューでした!
いかかでしたか?参考になったでしょうか。
Air3 Deluxe HSは音楽鑑賞はもちろん、ゲームや動画視聴の際にも「快適にいい音で聴かせてくれる」優秀なワイヤレスイヤホン。
価格も7,180円と手を出しやすいので、ぜひ試してほしい。


- LDAC対応による高音質化
- 片耳たったの4gと軽量
- 長時間でも快適な装着感
- 1万円以下でながら聴きが楽しめる
- ケースに指紋がつきやすい
-
【EarFun Free Pro 2 レビュー】1万円以下の本命!?【迷ったらコレ】
続きを見る
-
【EarFun Air Pro SV 長期レビュー】1万円以下で迷っているならコレでいい。
続きを見る
-
【Soundcore Life P3 レビュー】コスパで選ぶならこれ一択
続きを見る
-
【2022年最新版】ワイヤレスイヤホンおすすめ11選【1万円以下あり】
続きを見る
-
【SONY WF-1000XM4 レビュー】最も完璧に近いワイヤレスイヤホン
続きを見る
-
【SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS 3週間レビュー】世界初、LDAC搭載のインナーイヤー型ワイヤレスイヤホン
続きを見る
